仕事を知るWORKS

社員インタビュー

わたしたちの毎日

お客様の喜ぶ姿が仕事のやりがいに直結。
食を通じて島原の魅力をもっと伝えたい。

調理

2016年入社

前畑 早希

毎日、何百人もの胃袋を満たす仕事
お客様の笑顔が仕事のモチベーション。

学生時代、水産学部で学びながら飲食店のキッチンでアルバイトをしていました。就職活動では、水産業や食品関係に進む友人が多くいましたが、私はアルバイトの経験からキッチンの仕事に進みたいと考えるようになりました。また、家族と水の名所を訪ねるのが好きだった私は、働くなら水の美味しい地域に行きたいと考えていましたね。水が美味しいといえば、島原か阿蘇だろうと絞り込み、企業説明会に参加。バイキングに力を入れているホテルであること、さらに、オープンキッチンでお客様の顔を見ながら働ける環境に魅力を感じて入社しました。

私たちのホテルでは、朝、昼、夜の3食を提供しています。私はランチバイキングの料理をメインで担当。ランチ営業が終わると、次のための準備を進めます。入社したばかりの頃は、野菜やフルーツを切るのが仕事の中心でしたが、徐々に調理を任されるようになりました。難しく感じるのは、量の調節ですね。お客様の人数は事前に分かりますが、急に増えることもあれば、若年層が多い日は量もスピードもいつもとは異なります。週末の繁忙期だと最大300名分、平日でも100名分は調理していますね。

仕事で嬉しいのは、お客様にたくさん食べていただき、満足してもらえることです。オープンキッチンなので、「美味しいね」という声も聞こえてきます。ご家族で利用される方も多く、小さなお子さまに「ありがとう」「ごちそうさまでした」なんて言われると癒されます。疲れも一気に吹き飛んでしまいますね(笑)。常連のお客様からも嬉しい声を掛けていただけるなど、お客様との距離が近いのも当社ならではの喜び。また、ランチバイキングでは月毎にメニューが替わるので、次々と新しいことを学べます。簡単なことばかりではありませんが、調理部門で最年少の私。先輩方に可愛がっていただきながら、毎日楽しく仕事に取り組めています。

一人ひとりの社員を見てくれる会社だから
自分も成長できるし頑張れる。

毎朝9時に出勤して、ランチ営業のオープンを迎えるまでは、時間との戦いです(笑)。11時のオープンに料理をしっかり並べるため、時計を見ながら何とかやり繰りしてすべてを出し終えた時には、「間に合った!」と嬉しくなります。調理で私が心掛けているのは、自分が美味しいと思うものを提供すること。それもホテルとしての大切なおもてなしだと考えているので、そこは妥協したくありません。そのためにも、基本的なところからきちんとしていたい。先輩方から最初に学んだのは、身の回りの清掃です。オープンキッチンなのでお客様の目もありますし、良い意味で緊張感を持ちながら仕事に取り組めています。

当社を選んだ理由の一つに、和やかな職場の雰囲気に惹かれたからという理由があります。入社して1年が過ぎた頃、社長面談があった時のことです。約4カ月の新人研修を受けた後、8月から本格的に厨房に入り、その冬に面談を受けたのですが、新メニューを任されたり、慣れない包丁に手を痛めたりと、自分なりに壁にぶつかっていたところでした。「前畑さんはそうだよね。我慢してしまうのでキャパオーバーしてしまうところがある。もっとまわりに相談する練習をしないといけないよ」とアドバイスをいただき、心が軽くなるのを感じました。実際、何でも我慢してしまうタイプの私。社員のことをよく見てくれている会社なのだなと嬉しかったですね。何でも相談しやすい雰囲気をつくってくださる周囲に感謝しています。

当社で働く人の年代は幅広く、年上の皆さんに教わることがたくさんあります。早く作業を進めるコツだとか、仕事の面ではもちろん、どこの店が美味しいなどのグルメ情報まで、公私ともにいろいろなことを教えてもらえます。それも、部署に関係なく縦横のつながりがあるので、いろいろな人と話すことができます。休みの日には誘い合って食事に出かけることもありますね。

島原は美味しいと思っていただくために、地元の食材をつかって地産地消をめざしたい。

社会人から初めて島原に住むようになりましたが、島原・雲仙には美味しい食材がたくさんあります。豊かな自然に囲まれ、野菜も肉も魚も豊富。これからも地元のいろいろな食材をできるだけふんだんに使いながら、その味を伝えられるような料理を提供していきたいと思っています。地産地消を実現することで、地域貢献にもつながるのではと考えていますね。そして、バイキングというスタイルで、「島原にはこんなに美味しいものがあるのか!」とお客様に感動していただけるような料理を提供したい。そのためにも、勉強を重ねながら私なりに考えた料理をより多くのお客様に提供できるよう努力していきたいと思っています。私がつくった料理をいろいろなお客様に食べていただき、喜んでいただきたいという目標を叶えられるよう、私なりにこだわっていきたいです。

休日の過ごし方は?

月に1回はフェリーに乗って大牟田の実家に帰ります。また、職場の人と小浜まで釣りを楽しむこともありますね。仕事で時間に追われることも多いので、休日は何も考えず、海を眺めながらぼうっとしています(笑)。近くに湧水を利用した庭園があり、鯉が泳ぐ姿を見ながらゆっくりする時間も好きですね。その他にも周囲には観光名所や美味しいケーキ屋さんなど、素敵なところが多くあります。もともと、島原か阿蘇で働きたいと考えていた私。理想に近い暮らしができています。